【合格体験記】メリハリある学習で独学一発合格! masa34さん

一発道場の読者の皆さま、こんにちは、TOMです。

皆さん、体調は大丈夫ですか?
このところ、インフルエンザが猛威を振るっているようで、子供の通う学校では学級閉鎖がありました。残念ながら私の子供にも移ってしまい、今、子供の世話をしながら、この投稿を纏めています。まだまだ一月ですが、体調を崩すと学習のペースも乱れます。マスク・手洗いで感染しないよう予防に努めて下さいね。

さて、本日はmasa34さんの合格体験記をお届けします。masa34さんはご自身のこれまでの経験などを強みに、限られた時間を活用し、診断士試験のポイントを押さえられて、独学で見事一発合格をされた方です

それではどうぞ。

======寄稿ここから======

(0)受験生情報 名前(HN)・年齢

masa34
46歳 男

(1)診断士に挑戦した理由・きっかけ

IPO(新規上場)準備の業務を担当するために現在勤めている会社に転職し、JASDAQ市場へのIPOと東証2部・1部への市場変更を実現しました。

今後は、これまでの経験を活かしIPOを目指す中小企業を支援する仕事をしたいと考え中小企業診断士に挑戦しました。

(2)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

これまでの職歴で、コンサルティングファームでのコンサル業務や事業会社での経営企画業務の経験がありましたので、財務・会計や企業経営理論、経営情報システム、経営法務に関する知識は多少ありました。

  • 保有資格:税理士試験科目合格(簿記論・財務諸表論)、IPO実務検定(上級レベル)、情報システムアドミニストレータ
  • 得意科目:財務・会計
  • 不得意科目:中小企業経営・中小企業政策

(3)学習スタイルとそのメリット・デメリット

  • 学習スタイル:1次・2次とも独学

①メリット

費用を抑えられることに加え、自分自身の得意不得意や学習の進捗状況等に応じて学習内容を柔軟に調整できることがメリットだと思います。

②デメリット

試験に関する情報を適時適切に入手するのが困難なことがデメリットだと思いますが、この中小企業診断士 一発合格道場のサイトから有益な情報を得ることができたので、そのデメリットを補うことができました。ありがとうございました!

(4)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

①学習開始時期と受験回数

  • 学習開始時期:2017年2月
  • 受験回数:1次・2次とも1回

②1次学習時間:不明

平日は、仕事がありますので確実に時間が確保できる出勤前の早朝に勉強していました。週末は、平日の学習が計画より遅れた場合のみ遅れを取り戻すために勉強時間に充てるようにしていました。週末に家族サービスの時間が確保できるように、平日に計画通り勉強するように心がけていました。

③2次学習時間:不明

2次試験前も出勤前の早朝に時間を確保して勉強していました。2次試験前の週末は、試験までの期間が短かったため、家族サービスの時間を少し減らして勉強時間に充てていました。

(5)合格までの学習法

①1次

スピード問題集・過去問を解き、間違えた項目をスピードテキストで確認する方法で学習しました。

暗記が重要な科目(中小企業経営・中小企業政策、経営法務、経営情報システムなど)は直前期に集中して取り組み、試験当日に暗記できている項目を増やすよう工夫しました。

②2次筆記

過去問を制限時間内に解き、ふぞろいな合格答案で考え方・書き方等を確認する方法で学習しました。

事例Ⅳについては、事例Ⅳ計算問題集を繰り返し解き苦手論点を無くすように努めました。

③再現答案

作成しておりません。

(6)学習時・受験時のエピソード

2次筆記試験 事例Ⅳの残り数分の時点でケアレスミスをしていることに気付き、慌てて再計算しましたが結局修正できませんでした。

今年の事例Ⅳは難しい問題が多く、確信を持って解答できた数少ない問題でのケアレスミスでしたのでショックでしたが、なんとか合格することができてほっとしました。

(7)これから合格を目指す方へのアドバイス

1次試験は、学習する範囲が非常に広く、難易度も低くないため、限られた時間の中で効率的に学習することが必要になります。7科目平均60%以上得点できれば合格なので、7科目の全項目を満遍なく学習するのではなく、ご自身の知識や理解度等に応じて学習する項目を取捨選択し、学習の進捗状況と試験当日までの時間等を考慮して計画的に学習を進めることが重要だと思います。

一方2次試験は、合格基準上は1次試験と同様に絶対評価のように見えますが、実質的には上位20%程度が合格する相対評価であると考えられますので、他の受験生との差別化が必要になります。事例Ⅰ~Ⅲは、1次試験を突破した者なら知識量で差が付くことはあまり無く、読解力と文章力が試される試験になります。制限時間内に与件文と設問文から解答すべき骨子を導き出し、それを解答としてまとめる文章力を身に付ける必要がありますが、ある程度準備して臨めば2次試験受験生の中で大きな差が出ることはあまり無いと思います。しかし事例Ⅳは、計算問題を続けて解けなかった場合には大きな差となり合格が難しくなりますので、事例Ⅳの苦手論点をなくすことは非常に重要だと思います。そのためには、事例Ⅳ対策用の計算問題集を1冊選び、その問題集を繰り返し解くことで苦手論点をなくすようにすると良いと思います。

======寄稿ここまで======

如何でしたでしょうか?

私の感想は「いやはやスゴイ」です。体験記の情報から推察するに、実に無駄がありません。迷走しながら何とか合格した自分からすると、仰ぎ見る合格者です。皆さんもなかなか真似をするのは難しいと思われるかもしれません。しかし、以下が参考になると思います。

  • 経験を上手く活用する。(経験は必ずしも一次知識とは一致しません。諸刃の剣です。)
  • 診断士試験の特徴を押さえている。
  • 一次試験は過去問からテキストに戻る。各科目の取り組み方にメリハリを付ける。
  • 二次試験は過去問と「ふぞろい」を参考に事例Ⅰ〜Ⅲの合格レベルの答案を身につけ、事例Ⅳも苦手にしない。

masa34さん、体験記をお寄せ頂き、ありがとうございました!

以上、TOMでした。

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