いよいよ発表前夜 これからどうする?

おはようございます、8代目のたっしーです。

先日とある士業様向けのセミナーへ登壇した時の懇親会で、これからの業界見通しをお伺いすると「2分されると思う。変化に対応できれば可能性は大きいが、現状維持では衰退するだけ」と仰っていました。確かに、セミナーの話題も「(業務として)ここまでやるんだ?」と少し疑問に思っていたのですが、参加者が比較的若い方だったこともあって、環境の変化に合わせて変革を求めているとの言葉が印象的でした。

私も昨年からの1年を振り返ると、想像もできない程に環境が変わったと感じています。比較的環境への適応能力はあると自負していましたが、未だに「先生」と呼ばれることには慣れていません・・・自信をもって受け取れる自分になりたいと願うばかりです。

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さて本題に。

明日のいつ、どこで、結果を確認しますか?

とうとう明日は2次筆記試験の発表ですね。私は会社にいる時間でしたので、10時頃の発表(私は上から見る派)を見て、喫煙所で上司の結果(不合格)を確認して、その後に何故か嗚咽が止まらなくなる症状が出たことを覚えています。
私の受験動機で「伸びきった上司の鼻を折ること」があったので、本来は目標達成を歓喜するところなのでしょうが、今までの受験時期よりも忙しく、また激しく環境が変わることへプレッシャーを受けていたのかもしれません(こう見えて繊細なのです)。

明日、晴れて「口述試験を受験する資格」を得た方は、否が応でも環境の変化が起こります。今日はその点について、ご紹介していきます。

1、口述試験対策

通過率99%超と言われていますが、まずは約1週間後に行われる口述試験を通過し、2次試験合格を手にする必要があります。少しブランクがあると、なかなかピーク時の勉強スタイルには戻れませんが、私は企業概要、強みや課題、関連ワードなどをエクセルに書き出して、A4で1枚程度のまとめ表を作成するなど、対策を行っていました。
あと全知識のなかで使えそうな箇所に付箋を貼り、時間があれば読むようにしていましたが、正直、(営業職なので)人前で話をすることに抵抗が無いため、出来るだけ難しい言葉を使わない(普段の言葉で話す)ことと、何も出てこない場合の言葉(申し訳ないですが、これ以上思い出せません)を中心にイメージトレーニングしていました。
詳しくはITOロックますけんゆっこも記事にしているので、こちらも参考にして下さい。

口述試験対策に不安がある方は、道場メンバーによるアドバイスと模擬面接が体験できる道場口述セミナー明日の12時から申込開始ですので、こちらをご活用下さい。

2、実務補習に向けて

口述セミナーが無事終了すれば、12月26日(火)に2次試験の合格発表が行われます。しかし診断士試験合格は3年間で失効してしまいますので、診断士登録に向けての準備が始まります。登録要件である実務ポイント(15日間以上)を獲得するため、多くの方は実務補習を選択されると思います(実務従事はこちらを参考に)。

私も実務補習(15日コース)を受講しましたが、開催期間は平日6日間(15日コース)が必ず含まれ、また休日もほとんど埋まってしまうため、仕事や家族との調整が必要になります。
そして期間前の事前調査、期間中の調査/討論/レポート作成が深夜まで及ぶこともあり、15日間コースでは1か月半の間、まるごと普段の仕事に影響が出ることも考えられます。
(道場ブログもこの時期からスタートするため、とても大変だったことはいい思い出です)

また時間だけでなく、申込に約15万円(15日コース)の費用が掛かり、その他の準備としてノートPC(MicrosoftOffice込)ネット環境などが必要になりますのでご注意下さい。
そして(地域によって差はあるようですが)2月/3月の実務補習は、ほぼ即日で埋まってしまいますので、上記の調整を申込開始日迄に行っておく必要があります。協会のHPに日程が公表されていますので、こちらもご確認下さい。
私は費用的には個人裁量で何とかなる身でしたので、仕事への影響を正直に上司と相談し、了解をもらいながら進めました。

3、診断士登録の後など

上記の2点は診断士資格の取得に関する事ですが、併せて診断士の活動に関することも検討していく必要があります。

・受験生支援団体

話が少し前後しますが、筆記試験の発表から1月頃にかけて受験生支援団体の勧誘活動本格化してきます。どの団体もおよそ1年の活動期間ですが、それぞれに活動内容やスタイルにがあります。ご自身のやりたいことやなりたい姿、現実的な活動時間と相談しながら検討をしていく必要があります。
私個人の意見としては、ある程度活動できるのであれば、どこか1つには加入することをお奨めしています。様々な経験ができるのも良い点ですが、活動を通じて同期合格者や先輩とのネットワークもできます。1年目は色々な情報が不足しがちですので、迷った際の相談や情報共有できる点はとても助かっています。

・都道府県協会加入と登録研究会加入

15日間コースが無事に終わると、4月に協会で新歓フェスタが開催されます(大阪は4月14日)。ここでは協会で登録されている研究会の説明や勧誘が行われ、同時に協会への加入も行っています。協会に加入するには、入会金(3万円)と年会費(4万5千円)が必要になりますが、各都道府県で金額が違いますのでご注意下さい。
私は大阪府の協会のみに参加し、新歓フェスタの日に加入申込書を記載しました。理由は申込書には推薦人(協会会員2名)が必要になりますので、先輩診断士が多いこの日がスムーズだったためです。その後、2つの研究会と青年部に参加しています。研究会はポイント獲得のチャンスもありますので、興味のある内容であれば積極的に参加するといいと思います。

協会は加入する必要があるわけでは無いですが、何かの活動を行なおうと考えているのであれば、情報面ネットワーク面役に立つことが多いです。とはいえ、入会して何もしないとバッチがもらえることと会報や手帳が送られてくることしかないので、状況に応じてご判断下さい。ちなみに関西圏では掛け持ち(兵庫と大阪など)で入会する人も多くいます。

・その他

挙げだすとキリがないのですが、主要なところでプロコン塾や育成塾への参加、外部団体(勉強会やプロボノ等)への参加などもあります。
また以前にもこの記事で触れたように、なぜ資格を取得したのか?独立するのか?得意分野は?どんな活動をするのか?の質問はよく聞かれますし、支援団体ではどのように勉強したのか?受験校に通っていたのか?何年位かかったのか?なども、よく聞かれますので、それぞれに答えを持っておくとスムーズです。
私は勉強よりも実務を優先しようとしたため、実務補習終わり頃から企業さんと交渉をスタートし、企業診断や企業支援などのお話を進めていました。

まず何よりも、変化を脅威ではなく機会としてとらえなければならない。

これはオーストリアの経営学者で「マネジメント」で有名なピーター・ドラッカーさんの言葉。変化を脅威として捉える人もいるかと思いますが、これを機会として捉えるよう考えることが大切だという、厳しい言葉。
変化の無い状況はよく言えば安定しているのでしょうが、時代は激しく変化しているので、昨日と同じでは後退しているのと一緒だと考えています。

明日は皆さんの環境も大きく変化する日です。特に通過された方にとっては、上記のことが3~4か月の間に訪れます。診断士合格して取り敢えずたくさん活動することが、必ずしも良い事だとは思いませんが、この変化はいい機会として捉えながら、目的に沿った対応を行って下さい。

たっしー

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いよいよ発表前夜 これからどうする?”へ2件のコメント

  1. 匿名 より:

    オーストリアですよ

    1. たっしー より:

      匿名さん

      ご指摘ありがとうございます。記載を修正させて頂きました。
      これからも道場を宜しくお願いします。

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