あと1ヶ月。設問のレベルを意識する

みなさんこんにちは、ゆっこです。二次筆記試験までいよいよあと1ヶ月となりましたね。各予備校の模試も一通り終了し、あとは本番にピークを持っていくために粛々と進めるのみです。この時期からファイナルペーパーを作り始めるのも良いかもしれません。

ファイナルペーパーと一口に言っても、記載する内容は人それぞれ。自分が間違えやすいところ、覚えがあやふやなところ、絶対外しちゃいけない需要ポイント、などを書く場合が多いと思います。

かく言う私はファイナルペーパーに何を書いたかと言いますと・・・

☆ 思い込みをしない

☆ 課題とは問題解決のためになすべきこと
 ⇒(売上の)維持・拡大
  リスクの削減
  (悪いことの)防止
  〇〇への対応力をつける
  〇〇を改善する

☆ 5フォース

☆ 強みの活用と弱みの補強

こんなことをノートの一番初めのページに書いていました。とりとめのない記述ですが、注意すべきことが自分にだけわかれば良いのです。

それから、予備校に一切お世話にならなかった私ですので、問われていることがどのレイヤーの話なのかについて、直前期になってやっと意識するようになりました。つまり、

経営環境分析

経営方針

経営戦略

オペレーション

のどのレベルの話が問われているのか?と言うことです。それぞれさらにブレイクダウンしてみます。

<経営環境分析>
これは、外部環境と内部環境、すなわちSWOTですね。内部環境は事例Ⅰの場合は特に人・組織といった経営資源に着目します。

<経営方針>
これはドメインや経営ビジョンにあたります。どの事例でも共通する項目ですね。

<経営戦略>
これはさらに、企業戦略→事業戦略→機能戦略とレベルが下がっていきます。
企業戦略では主に成長戦略を考えます。事例問題では、”環境の変化に応じた強みの投入”について問われることが多いです。
事業戦略では主に競争戦略を考えます。
機能戦略は、事例Ⅰの場合”組織・人事戦略”、事例Ⅱの場合”マーケティング戦略”、事例Ⅲの場合”生産戦略”、事例Ⅳの場合”財務戦略”を考えることになりますね。

つまり、事例Ⅰだから、全ての設問について組織・人事の内容を絡めなければならない、事例Ⅱだから全ての設問についてマーケティングの内容を絡めなければならない、(以下略)、というわけではないのです。

実際、昨年度の事例Ⅰでは第3問(A社が有能な人材を確保していくためには、どういった人事施策を導入することが有効であると考えるか)第2問の設問2複数の事業間で全社的に人材の流動性を確保する組織に改変した理由)こそ、組織・人事の観点を前面に押し出した回答をしましたが、その他の設問については、第1問設問1A社が成長を遂げることができた要因)経営環境分析第1問設問2(3代目社長が推し進めた新規事業が大きな成果を上げてきたとはいえない状況であった要因)成長戦略第2問設問1(新規のアルバム事業を拡大していく際に留意すべき点)競争戦略、といった観点を主にして回答しました。得点開示後の点数は8割を超えていましたので、この方針で外してはいなかったと思っています。

このように、問われているレイヤーを意識して、回答を組み立てることを試みてください。

ご参考になれば幸いです。

それでは、今日もあなたを応援しています。

ゆっこでした。

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