一発道場の読者の皆さま、こんにちは。TOMです。

二次試験当日まで、残り40日。二次試験の勉強も折り返し地点です。疲れて中弛みしそうかもしれませんが、ここで緩めたら負けです。走り続けて下さい。また、先週一次試験の結果が発表され、二次試験の申込も始まっています。受験資格が得られた方は忘れずに手続きを済ませてくださいね。


さて、本日は、前回の回答プロセスでキモとお伝えした「設問要求解釈」についてお伝えします。

前回お伝えした通り、過去問や答練をこなしていくと、状況としては以下の二つに分かれます。

  • 「書けない」から点が取れない
    • 設問要求解釈の手前の段階ですね。
  • 「書ける」が点が取れない
    • 設問要求解釈はしているのでしょうが、結果的に書いたことが的を得ていないか、不十分ということですね。

既にお気付きの通り、一次試験と二次試験では取り組み方が異なります。

一次知識に関して単純化して言えば、一次試験では「書かれている適切な一次知識を選択」すれば良いのに対し、二次試験では「書かれていない適切な一次知識を自分の頭の中から選択し、自ら表現」する必要があります

また、与件文に関して言えば、一次試験では「与件文が短いので、与件や設問の意図を把握できない可能性は少ない」ですが、二次試験では「与件文が長いので、与件や設問の意図を把握できない可能性が十分にあり」ます。

従い、二次試験では、まず「書ける」ようになるため、「一次知識がアウトプットできる」ようにならなければなりません。その上で、「点が取れる」ようになるため、「与件や設問要求に適した一次知識をアウトプットできる」ようにならなければなりません。

想像してみてください。

試験会場という緊張した環境の中、わずか10分程度の時間の中で、この要件を安定的に満たすのは、極めて困難ではないでしょうか?

実際に合格して同期の仲間と話をしてみると、何も準備をせず、「その場の対応」で合格を掴んでいた猛者もいましたが、極めて稀れです。やはり、各人三者三様ですが、安定的に要件を満たすための「準備」をして本番に臨んでいます。

私の場合、以前の投稿でも触れた通り、8月の道場セミナー参加前までは、「その場の対応」に近い取り組みでした。当然、答練や模試の結果は安定しません。そこでセミナー参加後、一気に舵を切り、遅ればせながら準備に着手します。

自分の答案を振り返った時、安定的に点数が取れない背景の一つが「回答要素の抜け漏れ」でした。よく「多面的な回答」と言われますが、実際に回答を始めると、ある側面の回答だけをして満足してしまったり、そもそも複数の側面から回答が求められているのに、そこに気がつかず、回答を終えてしまうことがよくありました。回答用紙をフルに使って書いていても、結果としては合格レベルの得点にならないわけです。

そこで、本番で同じ失敗をしないようにするため、私がとった対応が「回答要素のリスト化」です。「設問要求解釈」とよく言われますが、積極的な解釈をしません。試験会場で「設問と与件文をよく読んでそこから何を書くのか考える」のではなく、「設問を読んだら、与件文を読む前に一旦想定される回答要素を可能な限り下書き用紙に記述する」ということにしました。回答要素とは、「回答の切り口、その切り口に連なる一次知識」です。但し、「メモした回答要素を最終的に全て回答用紙に記載するか」は別です。目的はあくまで「回答要素の抜け漏れを防ぎ、大崩れを防ぐ」ことです。与件文を読んだ結果、最終的に書かないという選択肢もあります。

さて、そうした回答要素を「反射的に」アウトプットできるようになるため、具体的には以下をエクセルに整理しました。8月下旬から開始し、一通り終わったのは約1ヶ月後の9月下旬です。

①文章の金型化

  • 基本型の習得
    • 1月から受験校の二次本科に通学していたにも関わらず、このタイミングで改めて基本型から学び直しました。書くべき要素の確認、分かりやすい文章に関し今更ですが、学習しました。教材はM◯Cの直前演習(通信)に付いていたガイドブックです。
  • 過去問の写経
    • M◯Cの基本型が実際の問題でどう使われているか、設問に対しどのような切り口で回答をしているかを理解するため、また、型の実践例を身につけるため、M◯Cの過去問を利用しました。具体的にはエクセルに過去問の設問とその回答を写経しました。セミナーで先代フェイマオの勉強方法を伺い、自分も取り入れた学習方法です。

②各事例ごとに回答要素の整理

  • 要素の整理
    • これまたM◯Cのガイドブック等を利用して、各事例ごとに回答要素をエクセルに整理しました。
  • 答練や模試のミスの整理
    • 上記のエクセルに自分がこれまで受講した答練や模試で発生させたミス(例:気づかなかった回答要素)を追記しました。

おそらくこの文章だけではピンとこないと思います。そこで、サンプルとしてエクセルのファイルをこちらに置きます。エクセルは当時のままです。急いでタイプしていたので、変換ミスや変な文章があるかもしれません。ご容赦ください。なお、複数のシートがありますが、「設問キーワード」のシートは先代のファイルを頂いて自分用にカスタマイズしています。

なお、エクセルに纏めたのは理由があります。当時の生活を振り返るとやはり平日は中々十分な学習時間が取れませんでした。どうしてもスキマ時間である「通勤や出張の移動時間」に頼らざるを得なかったので、タブレットで確認できるようにする為、エクセルに纏めました。エクセルに纏めるとタブレット等で確認できるメリットはありますが、一方で実際に自分の手を使って書いていないので、本番で果たして同じように書けるかという不安が残ります。こうした不安を解消するため、10月は実際に手を使った学習時間を確保するようにしました。この点については次回以降お話しします。


さて、段々と秋の気配が感じられるようにもなってきました。季節の変わり目は体調を崩しやすいので、引き続き体調管理も抜かりなく、悔いが残らないように、試験当日までPDCAを回していきましょう。(私もようやく夏風邪の体調不良から脱しつつありますが、持病の鼻炎が悪化したままでイマイチ集中力が高まりません。トホホな日々です。)

以上、TOMでした。

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コメント & トラックバック

予備校の答えをネットにアップしてませんか?お金はらって買ってる人もいますし、予備校がわとしても困るのではないでしょうか?

匿名様

コメントありがとうございます。参考になればと思いアップしてしまいましたが、確かに問題のある行為でしたので、対象シートは削除致しました。ご指摘有り難うございました。

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