【何苦楚理論(其の九)】残り3週間の過ごし方


==告知==
<8/11は道場夏セミナーin東京>です!
是非ご予定ください。(詳細は後日)
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みなさんこんにちは、ながです。

毎日暑い日が続きますね。夏バテしていませんか?
夏バテ防止には、バランスの良い食生活とこまめな水分補給、十分な睡眠が効果的と言われています。
食べるヒマも寝るヒマも惜しんで追い込みをかけている方は、夏バテしやすい状況かと思います。
また、ただでさえ緊張状態にあるこの時期は、ちょっとした体への負担で体調を崩しかねません。
ラストスパートの追い込み時期だからこそ、いつも以上に自分の体を気づかい、メリハリをつけた学習をしていきましょう。


1次試験まで残り3週間ちょっと。
いよいよ迫ってきたな・・・と武者震いが止まらない読者の方もいらっしゃると思います。
外気も心も、アツくなるこの時期だからこそ、試験までにやるべきことを冷静に考えて、取り組んでいきましょう。

ということで、今回は1年前の私を振り返りつつ、残り期間の過ごし方を考えてみたいと思います。

【前段】
みなさんの多くも受験したであろう、7月頭のT〇C模試。
私も昨年受験しました。
ある程度の手応えを感じ、意気揚々と答え合わせをしていた2日目の夕方に事件は起きました。

財務が・・・まさかの・・・32点・・・。

7科目合計では420点を上回っていましたが、そんなものは気休めにもなりません。
当然の一発レッドカードです。
財務は事前知識がなかったため、特に力を入れてやってきましたが、これまでやってきたことが全否定された気分でした。
どん底の精神状態で、その日はまったく勉強が手につかず、ヤケ酒をしてフラフラの状態で家路につきました・・・。

翌日、少し冷静さを取り戻すと、
「本番じゃなくて良かった・・・」という安堵感と、「このままじゃアカン!」という危機感が芽生えてきました。
そこで、本試験で同じ過ちを繰り返さないよう、残り期間の過ごし方を考え、最終的にたどり着いた答えが「やることを絞る」ということでした。

「やることを絞る」ということはすなわち、「捨てる勇気を持つ」ことだと思います。
直前期は、あれもこれも手をつけたくなるもの。
特に苦手で自信のない科目ほど、完ペキを目指そうとして、そういった気持ちが強くなりがちです。
しかし、そういった欲を押さえつけ、捨てること・やるべきことを明確にしました。


【捨てたこととやったこと】

捨てたこと①・・・簿記の勉強
簿記の知識がまったくなかった私は、財務強化の一環として簿記の勉強を並行してやっていましたが、スッパリやめました。
この論点は出題されても1~2問。広範囲で出題可能性の低い、すなわち、費用対効果の低い勉強はやめました


捨てたこと②・・・自分で買った問題集

過去問や予備校のトレーニング以外に、自分で購入した問題集もありましたが、一切手をつけないようにしました。過去問は実際に出題されたものだけど、問題集はあくまで予想に過ぎないとの考えで、過去に出題された問題のみ取り組むようにしました。
とにかく、よく出題されるものを徹底的にやる。
試験勉強の基本に立ち返りました。


やったこと①・・・過去問
上記の通り、過去問一辺倒にしました。
模試までに5年分の1周目を終わらせていたので、2周目に入ったところ。
2周目は全部やるのではなく、1周目に間違えたところを中心に取り組みました
間違えた部分を、根拠を持って正誤判断できるとすごく自信になります。
それと、模試の時に頭の切り替えがうまくできなかった反省から、1日3科目以上取り組むことを心がけました。


やったこと②・・・単語帳
以前も紹介した単語帳
自分の間違えた箇所や重要と感じたポイントが集約されているので、一番の参考書でした。
移動時間やちょっとした空き時間などは、とにかく単語帳とにらめっこしていました。


やったこと③・・・テキストを一からあらためて読む
予備校の講師に勧められて行いました。
この時期にそんな時間のかかることを・・・とはじめは躊躇しましたが、実際にやってみると、知識を横断的に再確認でき、うまく頭を整理できます。まさに、点が線になったような感覚です。


やったこと④・・・やることの書き出し
上記で挙げたやることを1枚の紙に書き出し、冷蔵庫に貼り付けました。
ボリュームはちょっと背伸びした、いつもよりほんの少し頑張らないと達成できない量
終わった項目は、太ペンで横線を引いていきます。
一本一本横線を入れていく度に、不思議なことに知識と自信がついていくのが分かります。
そして試験前日、残る1つに最後の線を入れた時・・・
その時に感じた達成感と充実感は予想以上に大きく、「明日は絶対いける!!」と、わけの分からない自信と確信に満ちていました。
でも、自分のなかで「やりきった」と思えることは、大きな自信になること間違いなしです。


結果的に、捨てること・やるべきことを明確にしたことで、模試後の期間を迷いなく、全速力で駆け抜けられました

ちなみに、本試験の財務は64点。
学習を頻出論点に絞ったことで、取るべきところで取れた結果だと思います。

「捨てる勇気が合格を近づける」とは少し言い過ぎかもしれませんが、私はそう思います。
かなり勇気がいることですが、今一度ご自身の学習内容を振り返ってみるのも良いかもしれませんよ。

それでは、最後に本日のお言葉。
高校時代に出会った私の座右の銘です。

『Chance favors the prepared mind』
(ルイ・パスツール/科学者、細菌学者)

いろいろな解釈ができますが、私は『チャンスは備えあるところに訪れる』と解釈しています。
チャンスは待っていても訪れません。
でも、しっかりと備え(準備)をした人には、間違いなくチャンスは顔を出してくれます。
あとは、自信と知識とほんの少しの運次第。

残り3週間。泣くも笑うも残された時間はみな平等です。
肉体的にも精神的にもしんどいですが、良い準備をして、チャンスをグッと引きつけましょう!

以上、ながでした!

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【何苦楚理論(其の九)】残り3週間の過ごし方”へ2件のコメント

  1. なが より:

    はち様

    返信遅くなり、申し訳ありません。

    やる問題だけ切り抜き!良いですねぇ。
    そこまでは思いつきませんでした。
    自分がこれだ!と思ったやり方をやり抜くことで、とてつもなく自信がつきます。
    ぜひやりきってくださいね。

    余裕を持ったスケジュール管理も良いですね。
    なかなか予定通りに進んでくれないのが勉強の常ですが、バッファがあると何かあっても調整しやすくなりますしね。

  2. はち より:

    やることリストよいですね‼

    私はやる問題だけ切り抜いてしまいました
    あとは、見ない‼
    できなかった問題だけ~と思っても、つい視線がからE問題みてしまったり(笑)

    もし、二次に進んだら、ギリギリまでドタバタしない勉強をしようと今から思っております

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